岡山でみた野鳥 中塚通孝写真集
野鳥を通じて、古里再発見
現在、吉備人出版25周年記念「ほんとまち大賞」受賞作品の『鳥好きの独り言』(著者は小林健三さん)を編集中です。
この作品は、自然観察への誘いと多様な野鳥の紹介をテーマにしたフォトエッセー。美しい鳥たちの写真はもちろん、深い洞察が詰まった文章も魅力たっぷりです。刊行は2021年6月25日を予定しています。
吉備人出版では、以前にも岡山の野鳥の写真集を発売しています。2007年11月発行の『岡山でみた野鳥 中塚通孝写真集』です。
本写真集には、68種類の鳥たちの姿を掲載。鳥たちの豊かな表情を通して、撮影者の温かいまなざしが伝わってくる一冊です。
表題の通り、撮影地は岡山県内に限定しています。どの写真にも、自然の中で暮らす野鳥の生態が四季の風景とともに写し込まれていて、鳥たちが好む豊かな自然が岡山には多く残されていることがわかります。
5/10〜5/16はバードウィーク(愛鳥週間)です。野鳥の活動が活発になるこの時期、ぜひ野山に出かけて、目や、耳で、野鳥や自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(2021.5.14 守安涼)
顔を見合わせ朝のあいさつを交わすスズメ、夏雲を背に空を見上げるブッポウソウ、雪の中、カメラと遊ぶヤマガラ……鳥たちの表情がこんなにも豊かだったとは。写真でしか見ることのできない野鳥たちの素顔があふれる。
岡山で生息する68種類の野鳥たちの、生活のなかでの一瞬の姿を集めた写真集。
小さな命を自然のままで守りたい、そんな祈りが伝わってくる。