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しろさんのレモネードやさん

吉備人出版より

しろさんのレモネードやさん

天声人語に『ぼくはレモネードやさん』

12月1日付けの朝日新聞天声人語に、昨年吉備人出版から出した絵本『しろさんのレモネードやさん』の主人公しろさん(栄島四郎さん)が描いた絵本『ぼくはレモネードやさん』のことが紹介されていました。
小学生の当事者が描いた絵本ということも大きな話題です。
全国版の、しかも天声人語ですし、きっと大きな反響があるでしょう。
小児がん患者のことを知る機会に、こうした絵本の存在が力になれるといいですね。

絵本『しろさんのレモネードやさん』は、栄島四郎さんが発案して、矢崎雅美さんが原作をまとめ、イラストレーターの矢原由布子さんが絵を描いた作品です。
しろさんが夢描いたのは、病気の子もそうじゃない子もたのしめるゆうえんち。
そこには、病気にまけず、治療を頑張ってるいる子どもたちもたくさん遊んでいます。
そこで、しろさんは小児がんという病気があること、病気と闘っている子どものことをもって多くの人に知ってほしいと、「レモネードスタンド」をやろうと呼びかける――というものがたりです。

子どもたちの願いが絵本になり、みんなが幸せにくらせる社会に少しでも近づける力になれたら。
絵本づくりにかかわった多くの人たちの願いです。

(2019.12.5 山川隆之)

しろさんのレモネードやさん 書影
A4判ヨコ・40頁・上製本
文:松﨑雅美, 絵:矢原由布子, 発案:滎島四郎/川口 蒼
本体1,400円+税

内容

「小児がんだったぼくが伝えたいこと。
それは、小児がんっていう病気があるということ。
病気の治療をがんばっている子たちがいるんだよっていうこと。
日本中の人に小児がんを知ってもらうために、大人の人に協力してもらって、絵本を出すことになりました。
『しろさんのレモネードやさん』この絵本を、多くの人の手にとってもらって、小児がんを知ってもらう、きっかけをつくりたいんです!」

この絵本の発案者・栄島四郎さん(小学4年生)の願いです。
しろさんの闘病仲間やその家族、通っている作文教室のお友達が、みんなで考えた物語。
しろさんのもとに届いた案内状を手に、トンネルを抜けると……。

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