書籍紹介

中庄図書館と平松市蔵

戦前期一地方における公共図書館の設立とその終焉
近刊
著者 岡 長平 (著)
発行吉備人出版
仕様 A5判 並製本
ページ数 138ページ
価格本体1,200円+税
ISBN978-4-86069-779-2  C0021
初版年月日2025年10月31日
発売予定日2025年11月5日
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昭和10年、弁護士・平松市蔵が私財を投じ、岡山県の小さな農村に中庄図書館が開館した。その背景と経緯、運営の状況、創立者平松市蔵の人物像が資料に基づく地道な調査で明らかになってきた。
敗戦という大きな社会状況の変化を迎え中庄図書館がたどった道、一度は忘れ去られていた中庄図書館と平松市蔵の貴重な記録。
「中庄の歴史を語り継ぐ会」創立20周年記念出版。

目次

目 次
はじめに
第一章 近代日本における西洋図書館思想の移入
第二章 中庄図書館の設立と終焉
 第一節 設立者・平松市蔵  
 第二節 岡山県における公共図書館設置状況
 第三節 中庄図書館の設立 
 第四節 中庄図書館の運営
 第五節 中庄図書館の終焉
資料 中庄図書館概要(原文収録)
人名索引
事項索引

著者プロフィール

岡 長平

1954年、岡山市南区妹尾生まれ。
岡山県立図書館に勤務(1976~2013年度)。退職後、就実大学、ノートルダム清心女子大学等で「図書館史」を講じた。
主な著書は『岡山県図書館一覧 明治・大正・昭和戦前編』(吉備人出版、2007年)、『明治初期の備中妹尾 『航薇日記』を読む』(私家版、2011年)、『カバヤ児童文庫の世界』(日本文教出版、2014年)、『西洋翻訳児童文学作品一覧:昭和20年~昭和55年』(私家版、2014年)、『図書館をめぐる三つの冒険』(私家版、2017年)、『明治岡山の新聞雑誌』(私家版、2019年)など。

※上記内容は本書刊行時のものです。

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