雑草といえど……
灼熱の歌人・芦田高子
新刊
著者 | |
---|---|
発行 | 吉備人出版 |
仕様 | 四六判 並製本 |
ページ数 | 142ページ |
価格 | 本体1,300円+税 |
ISBN | 978-4-86069-711-2 C0095 |
初版年月日 | 2023年7月7日 |
書店発売日 | 2023年7月27日 |
北陸・内灘砂丘で繰り広げられた米軍基地撤退闘争―「内灘闘争」から70年。死力を尽くして戦った女性たち”おかか”と共闘し、短歌で闘争を記録した芦田高子。
岡山県北奈義連峰の麓に生まれ、〈昭和の与謝野晶子〉とも評された歌人の生涯を、高子を母と呼ぶ人物の想いを挟み描く。
一向に解決しない沖縄基地問題。ウクライナ戦争で揺れる軍備拡大志向。芦田高子の歌を通して内灘闘争の歴史的価値も検証する。
目次
プロローグ
躓き
自立
心影
内灘闘争
歌集『内灘』
内灘残照
舞台は世界へ
挽歌
闘いの原点
辞世の譜
悲願の歌碑建立
エピローグ
あとがき
芦田高子年譜
著者プロフィール
- 下山 宏昭
1941年岡山県勝央町生まれ。
法政大学卒。
68年岡山放送創立時入社、放送記者、編成局長、取締役報道制作局長など経て05年退職。主な作品歴「泰緬鉄道五人の証言」「杜翁とバイブル~小西増太郎覚書」「赤い流浪~斎藤真一心の光景」など岡山の人物ドキュメンタリーを中心に100作品超制作。
「涙で絵具を~愛の旅びと・夢二」「天平の王道~真備と清麻呂」の2本のドキュメンタリードラマ。退職後も「ふるさとのドラマシリーズ」や「ドキュメンタリー 核の記憶~89歳ディレクター最後の問い」など制作。
著書に「叛華~古代吉備が滅んだ日(サンクス出版)」「岡山人じゃが①~⑰ 共著(吉備人出版)」「岡山県謎解き散歩 共著(新人物往来社文庫)」など。
日本民間放送連盟賞優秀賞。FNNドキュメンタリー大賞優秀賞。
ニューヨークフェスティバル銅賞など受賞歴多数。岡山市在住。
※上記内容は本書刊行時のものです。