自由と平和 Freedom and Peace
新刊
著者 | |
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発行 | 吉備人出版 |
仕様 | B5変 並製本 |
ページ数 | 57ページ |
価格 | 本体1,500円+税 |
ISBN | 978-4-86069-710-5 C0793 |
初版年月日 | 2023年8月6日 |
書店発売日 | 2023年8月6日 |
今こそ自由と平和の願いを込めて。
被爆の惨状を描き続けてきた広島・森本マリアさんの最新作。世界中のおとなにも子どもにも読んでもらえるよう英訳も併記しています。
東京の女学校で寮生活を送っていた花ちゃんは、東京大空襲を逃れた後、疎開のために広島の実家の広島へ帰ります。
1945年8月6日の朝、突然空が光り花ちゃんは気を失います。B29の爆音で気がつくと、街は火の海でした……。
8月15日終戦。花ちゃんのお母さんは「戦争に勝つために、何もかも、何もかも我慢してきた」と、声を高く上げて泣き、ふぬけになってしまいました。
8月16日の朝、戦争が終わって初めての朝陽を浴びながら、花ちゃんは「今日から自由と平和の始まり」を感じたのでした。
目次
家族/方言/不意の攻撃/映画/食糧不足/千人針/竹やり/クレイジー/がまんの日々/代用品/B29/小型爆撃機/体当たり/汽車/チンチン電車/グラマン戦闘機/飛行場の疎開/光/ごめんなさい/良かった/不思議じゃのう/黒いハエ/日本ヨイ国/玉音放送/自由と平和/あとがき/
著者プロフィール
- 森本 マリア
1934年生まれ。
国民学校6年生の時、広島の原爆を体験。
戦争中の実体験をブラックライトを使った紙芝居に描き、学校や公民館で上演。
戦争中の生活や戦争中の学校での様子を語り続ける。
広島市安佐北区在住。著書に『音が消えた時』『こどもの目』『小一郎ぎつね』『ゆきちゃんが見たピカドン』『春ちゃん』(いずれも吉備人出版)など
※上記内容は本書刊行時のものです。