書籍紹介

第30回 吉備路文学館 少年少女の詩

新刊
著者 吉備路文学館「少年少女の詩」編集委員 (編)
発行吉備人出版
仕様 A5判 並製本
ページ数 237ページ
価格本体1,000円+税
ISBN978-4-86069-648-1  C0095
初版年月日2021年3月13日
書店発売日2021年3月20日
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第30回吉備路文学館「少年少女の詩」に岡山県内の小学生から応募のあった数多くの詩の中から選ばれた優秀作品が詩集になりました。
新型コロナウイルスの影響で、小学校が休校になり、落ち着かない日々を送る中でも、子どもたちはマイナスにとらえるのではなく、家族の存在の大きさに気づき、絆の深さに目を向けています。
創意工夫に富んだこどもたちの作品の数々は読む者の気持ちを豊かにしてくれます。

第30回を記念して、巻末に第1回から29回の最優秀作品も掲載。
扉絵・挿絵の紙版画は県立岡山聾学校小学部の生徒さん。

[最優秀賞]
「神様に おねがい」
 
習い事の帰り道
何気なくおばあちゃんに電話したら
おじいちゃんが救急車で運ばれて
入院したと聞いた
ぼくは、息が止まりそうになった
心配で心配で
すぐにでも徳島に飛んでいきたかった
でもコロナウイルスでそれができない
 
じいじ大丈夫かなぁ?
まさか、死んじゃったりしないよね?
言葉にすると泣いてしまいそうだったから
それはおばあちゃんに言わないでおいた
 
ぼくは近くの神社やお寺に出かけては
神様にお願いした
「じいじが元気になりますように!」
 
それから一週間
おじいちゃんは無事退院した
ぼくはとてもうれしくて
いろんな神社やお寺の神様に感謝した
願い事は叶うんだなぁ、って
 
神様!どうかどうかコロナウイルスを
やっつけてください
毎日少しずつでもぼくのお小遣いから
おさいせんします
毎日お母さんのお手伝いもします
 
「ほんまかなぁ〜?」
ってお母さんは笑うけど
じいじに会いたいから、ほんまです!
 
※おじいちゃん、おばあちゃんへの思いやりがあふれています。そして、真剣な願いが伝わってきます。
 
発見、おどろき、よろこび、いたわり、かなしみ
そんな気持ちから想像を広げ、文章に乗せて詩になる。
子どもたちの表現の豊かさにおどろかされます。

目次

発刊に寄せて(岡山県知事 伊原木隆太)
○最優秀賞…1篇/○優秀賞…6篇/○優秀賞…6篇/
○入選…29篇/○佳作…17篇
○第30回記念 1~29回の最優秀賞
○選評
○あとがき・お知らせ

著者プロフィール

吉備路文学館「少年少女の詩」編集委員

吉備路文学館は、昭和61年11月中国銀行の全面支援のもと地域にゆかりのある文学者を顕彰し、県民の文化昂揚に資する登録博物館施設として開館。

平成24年4月には、公益財団法人の認定を受け、広く県民に親しまれている。

『少年少女の詩』の刊行事業は、平成3年度にスタートし、今回で30回を数える。

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※上記内容は本書刊行時のものです。

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