書籍紹介

西川アーカイブス

新刊
著者 岩淵 泰 (著)
発行岡山大学地域総合研究センター
発売吉備人出版
仕様 A5判 並製本
ページ数 92ページ
価格本体1,000円+税
ISBN978-4-86069-576-7  C0036
初版年月2019年3月22日
書店発売日2019年4月3日
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岡山市中心市街地に位置する西川緑道公園は、まちづくりのシンボルである。
1970年代、車社会の最中に道路をはがすなど、その誕生は全国に類を見ないものであった。
単なる公園ではなく、市民参画を基盤とする公共空間の性格を有している。
その後、建築、エコロジー、アート、教育に関わる人々が公園に集い、まちづくりの舞台として新しいライフスタイルを発信している。
西川の活動を振り返ることは、岡山市民によるまちづくりの変遷をたどることに他ならない。
本書は、西川緑道公園に投影されてきたまちづくりの思いを歴史として残すために編まれたものである。

目次

はじめに 
第1章
西川の水と暮らし
1 岡山城下町と西川堀
2 新鮮な水を求めて
3 西川の暮らし
第2章
汚れる西川とまちづくり運動
1 汚れる西川
2 清掃活動から夏祭りへ ―岡山青年会議所のまちづくり―
3 岡山市の戦略:グリーン作戦
4 西川緑道公園の建設に向けて
5 生活か、もしくは、緑化か ―西川緑地計画反対運動―
第3章
西川緑道公園を知る ―記録と造園哲学―
1 西川緑道公園の建設に向けて
2 山陽放送記録映画『みどりとくらし ―西川緑道公園―』
3 伊藤邦衛の造園哲学(1) ―茶の間としての西川―
4 伊藤邦衛の造園哲学(2) ―市民が主役の舞台装置―
5 伊藤邦衛の造園哲学(3) ―「用と景」―
第4章
公園まちづくりの息吹
1 若手建築士らによる チーム25の結成
2 車道のモール(歩行者街路)化を目指して
3 公園活用への挑戦
第5章
市民協働 ―まちづくりイノベーション―
1 NPO法人タブララサの誕生 ―アート、エコロジー、若者の力―
2 西川の灯をむすぶ
3 西川パフォーマー事業の誕生
4 まちづくりイノベーション
5 ESD・SDGsによる学びの力:高校と大学のまちづくり参画
6 歩行者天国実行委員会の設立
7 西川エリアまち育て協議体の誕生
むすびにかえて
西川まちづくり年表

著者プロフィール

岩淵 泰

岩淵 泰(いわぶち・やすし=岡山大学地域総合研究センター)
1980年福岡県生まれ。熊本大学社会文化科学研究科修了。
フランス・ボルドー政治学院留学。カリフォルニア大学バークレー校都市地域開発研究所客員研究員(IURD)。
岡山固有のまちづくりを明らかにするために岡山市庭園都市推進課と共に西川調査を行っている(2012年~)。
これまでの主な論文、著書。
Iwabuchi Y.(2018) “University and community partnerships for urban development Civic engagement in Nishigawa Canal Park in Japan” in Zinaida Fadeeva, Laima Galkute, Kiran Chhokar, eds. "Academia and Communities -- Engaging for Change". Publisher: United Nations University Institute for the Advanced Studies of Sustainability (UNU-IAS). pp.146-159.
岩淵泰(2017)『地方創生時代のまちづくり―矢掛町大名行列inサンフランシスコを一例に-』高梁川75号、pp.57-69.
岩淵泰(2016)『参加民主主義による公共空間の再生 : 岡山市西川緑道公園のまちづくり史』岡山大学経済学会雑誌47(2) pp.277-301.

※上記内容は本書刊行時のものです。

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