書籍紹介

夜中にミシンを踏みながら

著者 間野 菜々江 (著)
発行吉備人出版
仕様 A5変 並製本
ページ数 165ページ
価格本体1,500円+税
ISBN978-4-86069-430-2  C0095
初版年月日2015年4月30日
書店発売日2015年6月1日
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普通に暮らせるこの街が好きです。
この街の人々も好きです。
「好きです」なんて、愛を告白できる場所も方法もなかったので、毎晩、ミシンを踏みながら、愛をつたえました。

服飾デザイナーが淡々と色彩豊かにつづったフォト&エッセイ。

吉備人出版設立20周年記念公募「本とまち大賞」最優秀賞受賞作品。すてきなレースのしおり付き(初版限定)

目次

はじめに

一章 夏

神様のいたずら
レースの服を縫っています
ひったりと睫毛おろして眠る子の…
梅雨入り
指ぬき
母とおなじ仕事を
ゆかたの思い出
ハンカチの帽子
心細いとき
メリーゴーランド
キャラコ
スモッキング刺繍
名前
ブルーのワンピース
深夜
商品は格好から
夏の贈り物
どう生きてゆくか
今治
ワインを包む
リボン結び
励まし励まされ
まあるいテーブル

二章 秋

出産のお祝い
九十歳の内職さん
四十年後
韓国のオーガンジー
くるみスナップ
はおるもの
売れ続ける理由
風邪をひかないように
飛び出すレース
パリと瀬戸町
前掛け
百年続く織物
赤ちゃんが生まれるということ
岡山のレース職人
わたしも職人です
針師の爪
エプロンという礼服
和紙の布
同級生
タオルのエプロン
秋のギフト

三章 冬

音の絵
苦手なことが減っていく人生
漢字の名前
年末のエプロン
誰の目にもとまらない仕事
冬の陽
下着を作る
二十代のこころ
シロツメグサ
アイロン
レースを透かす
優しくなるために
一日の最後に
ナズナの記憶
ときめき
機の音

四章 春


若葉の季節に
魂を包む
再会
さよならは苦手です
誰のためでもないもの
祖母と暮らして
仕事の後から追ってくる美
百歳になっても
服に着られない
女で居続ける
母の日
聖母マリア
わたしを探してくれる仕事

あとがき

著者プロフィール

間野 菜々江

1963(昭和38)年生まれ
岡山県立岡山大安寺高校卒業
岡山県中国デザイン専門学校ファッションデザイン科卒業
岡山市、倉敷市のアパレルメーカーを経て、現在、株式会社ル・プラ勤務

※上記内容は本書刊行時のものです。

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