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既刊紹介

ゆきちゃんが見たピカドン




■書名:ゆきちゃんが見たピカドン
■英語題:The Atomic Bombing That Yuki Saw
■著者:森本マリア・著 ナンシー・H・ロス・英訳 彩瀬ひよ子・切り絵
■仕様:B5判変型(横182×たて230)並製本 4色カバー巻
■ページ数:45頁
■定価:本体価格1500円+税
■ISBN:978-4-86069-434-0 C0793
■発行:2015年5月31日
■内容:
70年前のあの日、あの朝。国民学校6年生のゆきちゃんは、太陽よりも強い光を見ます。
瞬間「ドン!」と地響きがして、すべての音が消えました―。
爆心地から15キロ離れたところで体験した著者が語り継ぐ原爆の記憶……。
薄れつつある記憶を呼び起こしながらつづった戦争の記録。切り絵絵本です。

■あとがきから
1945 年8月6日(月)午前8時15 分広島へ原子し爆弾が落ちた時
広島へ原子爆弾が落ちた時。私は11歳でした。今はもう 81歳を超えてしまいました。
原子爆弾が落ちた時は、天地がひっくり返ったほどの衝撃でした。広島市安佐北区三入は、爆心地から直線で北東に15キロの所にあります。あれから70年の時が過ぎて、この地域での原爆を語れる人が少なくなりました。私の記憶も薄れています。薄れつつある記憶をたどりながら短く書きました。旧広島市近郊の国民学校は、原爆でけがをされた方々の救護所になりました。放射能汚染のない世界でありますように願いをこめて。

■著者紹介
森本マリア
1934年生まれ。国民学校6年生の時、広島の原爆を体験。戦争中の実体験をブラックライトを使った紙芝居に描き、学校や公民館で上演。戦争中の生活や戦争中の学校での様子を語り続ける。広島市安佐北区在住。著書に『音が消えた時』『こどもの目』『小一郎ぎつね』(いずれも吉備人出版)など

■目次
のどかな村…………………………… 4
戦争…………………………………… 6
ほしがりません……………………… 8
不思議な雲…………………………… 10
光……………………………………… 12
黄色い太陽…………………………… 14
驚き…………………………………… 16
落下傘………………………………… 18
かれた涙……………………………… 20
にわか病院…………………………… 22
戦争を忘れて………………………… 24
ええ? 嘘じゃぁろう……………… 26
真っ黒な天井………………………… 28
伝染病か……………………………… 30
日本よい国 花の国………………… 32
玉音放送……………………………… 34
見えない恐怖………………………… 36
なんにもなし………………………… 38
自動観測装置………………………… 40
平和な町……………………………… 42
あとがき……………………………… 44

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