■サブタイトル:備中宮内芝居を中心に
■著者:赤木愼平
■発行:おかやま・歌舞伎・観る会
■発売:吉備人出版
■仕様:A5判 並製本
■頁数:217頁
■定価:本体1800円+税
■ISBN:978-4-86069-265-0 C0074
■発行日:2010年8月31日
■内容:
安芸の宮島、讃岐の金毘羅と並び、江戸時代から知られていた備中の宮内(吉備津神社)。
歌舞伎の流入が厳しく禁止されていたなかで、吉備津神社では宮内芝居として歌舞伎公演が行われました。
数多くの資料を読み解きながら、宮内芝居を中心に、備前・備中・美作に繰り広げられた歌舞伎の姿をたどる労作。
著者プロフィル
●赤木愼平(あかき・しんぺい)
1930年岡山市生まれ。広島高等師範学校卒業後、岡山県内の高等学校に勤務。
1960年岡山演観協(現・岡山市民劇場)代表、63年岡山労演委員長(同年末辞任)、
1990年岡山県立高等学校を定年退職、岡山県立美術館に勤務、98年に同館退職。
現在、全国高演協・中国高演協・岡山高演協顧問、おかやま・歌舞伎・観る会代表意委員。
著書に『岡山操山高校演劇部史 1945〜1990』(1995年第27回岡山出版文化賞佳作受賞)
●「おかやま・歌舞伎・観る会」
岡山の歌舞伎を愛する人たちの手で、1997年10月に結成。岡山の地での歌舞伎公演や観劇ツアーや歌舞伎俳優等を招いての「お楽しみ例会」を開催。活動の基本は「楽しみながら、学びながら」。会員約200人。代表委員・長ア司
連絡先:岡山市北区岡町19−19 赤木方。
●目次
目次
発刊にあたって
はじめに
第一章 初期歌舞伎の時代相と岡山藩の風俗対策
一 初期歌舞伎の時代相
二 岡山藩の風俗対策
第二章 西国の芝居どころ宮島・金毘羅・宮内
一 小説で世に知られた西国の芝居どころ
二 宮島・金毘羅・宮内の芝居興行のあらまし
第三章 江戸初・中期の宮内芝居とおかやま各地の芝居禁止
一 宮内を訪れた役者たち
二 おかやま各地の芝居禁止
第四章 江戸後期の宮内芝居をめぐって
一 宮内芝居と略図・見立て番付
二 宮内への旅芝居―『手前味噌』にみる
三 江戸後期の宮内芝居
第五章 江戸後期おかやま各地の芝居
一 御後園での座敷歌舞伎―もう一つの宮内芝居
二 備前での芝居―お目こぼしはあったか
三 美作での芝居―出雲往来に沿って
第六章 明治維新を迎えて―江戸時代の名残
一 宮内芝居の衰退
二 岡山での芝居興行
三 美作では―常小屋・地芝居はどこに残ったか
資 料
おかやまの歌舞伎―備中宮内芝居を中心に 略年表
主な参考文献
あとがき
協力者一覧
発足から7年間の歩み
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