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日本のイノベーション岡山のパイオニア2 2008年公開講座講演集





■サブタイトル:2008年公開講座講演集
■著者:山陽学園大学・山陽学園大学短期大学社会サービスセンター・編
■仕様:A5判、並製本
■頁数:268頁
■定価:本体1500円+税
■ISBN:978-4-86069-215-5
■発行:2008年11月1日

■目次
1.岡山ゆかりの医学の巨人たち 赤木忠厚(山陽学園大学・山陽学園短期大学学長) 
2.多文化交流から共生を目指して 能登原昭夫(元山陽学園大学教授) 
3.岡山の鉄道 在間宣久(岡山県記録資料館館長)
4.畳縁業の発展 高田幸雄(高田織物株式会社社長)
5.岡山県における蚕糸業の展開 前田昌義(岡山近代史研究会会員) 
6.近世瀬戸内漁業の展開 定兼 学(岡山県記録資料館副参事)
7.郷原漆器の再興 高山雅之(岡山県郷土文化財団参与)
8.倉敷・岡山二都物語 澁谷俊彦(山陽学園短期大学教授) 
9.塩づくり一筋 野崎泰彦(ナイカイ塩業株式会社社長) 
10.製本のパラダイス 能登原圭一(元日宝綜合製本株式会社会長) 
11.私の考える企業経営と地域づくり 福武總一郎(ベネッセ・コーポレーション会長 兼CEO)

■内容
医療・産業の分野で展開した先駆的な技術革新や
文化の伝承と新しい創造を
個性豊かな講師が熱く語る!

■著者プロフィル:
赤木 忠厚
1938年、岡山市に生まれる。岡山大学名誉教授、山陽学園大学・山陽学園短期大学学長。著書は『病理組織の見方と鑑別診断 第5版』(監修、医歯薬出版)、『腫瘍病理アトラス−境界病変と鑑別診断−』(編集、医歯薬出版)、『病理学総論』(共著、日本医事新報社)。

能登原昭夫
1931年、岡山県岡山市に生まれる。前山陽学園大学教授。著書は『進研グラフィック英文法』(福武書店)、『BIG WAVE高校総合英語』共編著(東京書籍)。

在間 宣久
1945年、岡山県に生まれる。岡山県立記録資料館館長。著書は『岡山県史』第10巻(共著)、『新修倉敷史』第8巻(共著)、『中国鉄道国有化問題と岡山県下の情勢』(『鉄道史学』第12号)。

高田 幸雄
1950年、倉敷市生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。高田織物株式会社代表取締役。児島商工会議所会頭。

前田 昌義
1960年、岡山県に生まれる。岡山近代史研究会、岡山地方史研究会。

定兼 学
1957年、岡山県勝央町に生まれる。岡山県立記録資料館副参事。博士(文学)。著書は『近世の生活文化史ー地域の諸問題ー』(清文堂出版、1999年)、編著『街道の日本史40吉備と山陽道』(吉川弘文館、2004年)、論文「干潟の漁業と社会ー児島湾干潟を事例に
ー」『水産の社会史』(山川出版社、2002年)所収。

高山 雅之
1926年、岡山市生まれ。財団法人岡山県郷土文化財団参与。山陽放送番組審議会委員長。学校法人高梁学園監事、財団法人桃太郎少年合唱団理事長、全国漆を語る会監事、郷原漆器生産振興会会長、林原備中漆復興委員会委員長。

渋谷 俊彦
1953年、岡山県和気郡に生まれる。山陽学園短期大学教授。著書は『日本の町並み2中国・四国・九州・沖縄』共著(平凡社)、「後楽園の景観保全による中心市街地の景観形成の推進─岡山市の景観施策と現状─」(日本建築学会大会都市計画部門研究協議会
資料)。

野ア泰彦
1954年、東京都渋谷区に生まれる。昭和52年、東京大学工学部卒。工学博士(東京大学大学院工系研究科博士課程)。平成3年、ナイカイ塩業(株)代表取締役社長就任、現在に至る。ナイカイグループ各社の役員を兼ねる。財団法人竜王会館理事長。

能登原 圭一
1935 年、岡山市に生まれる。昭和29年倉敷工業高校卒、(株)山陽製本所入社。昭和49年日宝綜合製本(株)設立、取締役会長就任。平成3年(株)ジップ社長 就任、平成9年広島日宝製本(株)社長就任、平成14年日宝綜合製本(株)社長就任。平成17年3社の社長退任、岡山市在住。

福武 總一郎
1945年岡山県に生まれる。株式会社ベネッセコーポレーション代表取締役会長兼CEO。財団法人福武学術文化振興財団、財団法人福武教育文化振興財団、財団法人直島福武美術館財団、財団法人文化・芸術による福武地域振興財団の理事長を務める。
 
■まえがき
本 書は本年6月14日から5回にわたって、土曜日毎に開催された山陽学園2008年度公開講座の講演内容を、講演集としてまとめたものです。今年度の公開講 座は昨年度に引き続き「日本のイノベーション・岡山のパイオニア」をメインテーマとし、学内外から個性豊かな講師をお迎えして行われました。
講師の先生方にはそれぞれに豊富な資料でインパクトのあるご講演をいただきました。多数の方々に参加していただきましたが、どの講座も大変に興味深い内容で受講者は得るところが多かったと思います。
21 世紀は”再生の時代“といわれています。岡山における技術革新の歴史、文化と知の伝承と発展の歴史をたどり、見直すことで、新たな発見が生まれるのではな いでしょうか。本学は来年度から、看護学部・看護学科の新設(認可申請中)、改組による総合人間学部(言語文化学科、生活心理学科)の開設、男女共学化 と、大きく変貌することになっています。
公開講座につきましては、短大開設の初年度である昭和44年からほぼ毎年開催され、講演集の刊行も今回で5回目になります。地域に支えられている大学として、大学の知をいかにして地域の皆様に還元できるか、初心に帰って今後より望ましい姿を模索する必要を感じています。
こ の度の講座は、お忙しい中を快く講演を引き受けてくださった学外講師の皆様のご協力の力が大きく、おかげさまですばらしい講座になりました。厚く御礼申し 上げます。また講座の企画、運営にご尽力いただいた社会サービスセンター長はじめ関係諸氏、編集、出版の万般にご協力いただいた吉備人出版の関係者に心か ら謝意を表します。最後に、この講座は大学コンソーシアム岡山の後援で行われたことを申し添えます。
平成19年10月1日
       山陽学園大学・山陽学園短期大学 学長 赤木 忠厚



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