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「備中岡山藩」の世界 岡山本支藩の研究





■サブタイトル:岡山本支藩の研究
■著者:別府信吾
■仕様:A5判 上製本
■頁数:304頁
■定価:本体2300円+税
■ISBN:978-4-86069-205-6
■発行:2008年8月10日


■内容
もうひとつの「岡山藩」備中領、支藩領に焦点を当てた労作

備 前一国を領有する岡山藩は、備中に飛地領と支藩領を持っていた。単に岡山藩と言えば、備前の、本藩が想起されるであろう。しかし本書が対象とするのは、岡 山藩のいわば周辺部、すなわち備中領であり、備中に設定された支藩領である。それを仮に、「備中岡山藩」と呼んでみた。中枢部でないだけに、そこでは岡山 藩の諸問題が却って顕わになっているかに見える。それを「世界」という語に込めてみた。

本書は大きく3部により構成されている。
第1部は、備中領のうち浅口郡に焦点を据えて諸問題を見てゆく。備中には特有の問題があり、徹底した取組の結果として、宗教政策を中心に他郡とは異なる様相が出現した。
第2部は、従来正面から扱われず、それゆえに各種の混乱が生じている岡山支藩について、基礎的な史実を明らかにしつつ、本藩との関係について考える。
第3部は、幕末・維新期の鴨方藩と現地の動向に照明を当てる。

■著者紹介
別府信吾(べっぷ・しんご)
1943年岡山県生まれ。京都大学文学部卒業。岡山県立高校の教諭、岡山県総合文化センター(県立図書館)勤務を経て2004年3月公立高校校長を最後に定年退職。現在は岡山県立記録資料館得専門員。倉敷市文化財保護審議会委員。倉敷市在住。
著書:『鴨方町史』本編・資料編、『新修倉敷市史』通史編・資料編、『金光町史』本編・資料編、『日本歴史地名体系34 岡山県の地名』(平凡社)、『岡山県歴史人物事典』(山陽新聞社)、『岡山県教育史 昭和五十一年〜平成七年』(岡山県教育委員会)


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