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森本警部と有名な備前焼作家





■著 者 ティモシー・ヘミオン Timothy Hemion
■翻 訳 インスペクターM邦訳集団
■発 行 山崎隆夫
■発 売 吉備人出版
■四六判変型 並製本
■255ページ
■定価 1470円(本体価格1400円+税) 
■ISBN978-4-86069-191-2 C0097 Y1400E
■発行 2007年12月19日

■内容
森本警部シリーズ 待望の第2弾
備前焼の奥義継承をめぐる奇抜な計画が、信頼と猜疑の間で思わぬ展開に。アメリカ在住のイギリス人数学者の著した、岡山を舞台にした推理小説。岡山県警のベテラン刑事と東大数学科卒の女性刑事が、数理的な見地から論理的推理を進めて難事件に挑む。

■あらすじ
3月も終わりの水曜日、備前市にそれぞれの窯元を持つ長沢健三、栄三の兄弟の遺体が、岡山駅に程近い栄三の岡山事務所で発見された。兄弟は3か月前に亡くなった人間国宝の備前焼作家・長沢為葦の孫。テーブルにうつぶせに倒れ、その前には毒入りの麦茶が半分残されていたコップが2つあった…。
日本を代表する伝統工芸備前焼をめぐっての確執なのか−岡山県警のベテラン刑事の森本警部と、東大の数学科を卒業したばかりの同県警の女性刑事である鈴木刑事のコンビがこの事件の捜査にあたる。

■著者プロフィル
ティモシー・ヘミオン(Timothy Hemion)
1961年12月、イギリス生まれ。1982年ケンブリッジ大学数学科を卒業。23歳の時、アメリカのコーネル大学で、確率論・統計学の分野で博士号を取得した。これまでいくつかの大学で数学の指導と研究に携わっている。
1988年、数学分野の研究のため東京大学の招きで訪れて以来、日本は大変心に残る印象深いところとなり何度も訪日している。岡山大学にも数学の講義で数回訪れている他、2004年、2005年、2006年にも岡山に短期滞在し、講演会開催のほか、県や岡山市、県警本部への表敬訪問、県自然保護センター、醸造工場や古墳、備前焼や刀剣の工房、県警柔剣道大会などを視察して、森本警部シリーズの続編の取材を行った。
現在は大学教授としてアメリカ・コロラド州デンバーに住む。
趣味は日本語の勉強、旅行、伝記や歴史小説の読書、山歩き、チェス、それに森本警部シリーズの執筆。妻の美樹さんは宮崎県延岡市出身。本名 Anthony Hayter.
「森本警部と有名な備前焼作家」(Inspector Morimoto and the Famous Potter)は森本警部シリーズの 3作目(2004年発刊)。森本警部シリーズは「Inspector Morimoto and the Two Umbrellas(森本警部と二本の傘)」に続いて「Inspector Morimoto and the Diamond Pendants(ダイヤのペンダント)」「Inspector Morimoto and the Sushi Chef (鮨職人)」「Inspector Morimoto and the Japanese Cranes(タンチョウ)」の5作が出版されている(いずれも米国iUniverse刊)。邦訳版は「森本警部と二本の傘」(2006年7月)に続いて2作目。

■訳者プロフィル
岡山、倉敷に住む会社員、主婦、英語講師らのグループ。
岡山を舞台にしたこの森本警部シリーズは、その自然や伝統文化、豊富な海の幸・山の幸、人々の優しさなど岡山の魅力が存分に著されている。岡山を全世界に紹介している秀抜な作品を、地元・岡山の人の手で邦訳し、岡山はもちろん日本でももっと親しんでもらおうと出版を手がけることになった。

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