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既刊紹介>>ことばがひびく

栗の木 −病院のうちそとで−




●著者 井久保伊登子(イクボ イトコ) ●判型 四六判
●仕様 並製4色カバー付き
●ページ数 193ページ ●ISBN978-4-86069-169-1 C0095 Y1300E
●定価 本体1300円+税
●発行 女人随筆社

●内容
先端医療から離れた病院で、医師として働いた27年間。医師として病院に勤務する傍ら文章を書き続けた著者の出会った人々への惜別 のエッセー集 ●目次
1 目白
 目白
 乳母車
 仮面
 泥染め
2 河童の女房
 ユリさんの青春
 河童の女房
 町工場物語
 白い花がいっぱい咲いて
3 栗の木
 身ひとつ
 水仙の花
 私がいる場所
 栗の木

●あとがき
山ふもとにある病院の窓から、街の向こうに瀬戸内海が光、晴れた日には小豆島が見えます。玄関の正面 にある桜が花吹雪となって地面に散り敷く季節には、山の上で鶯の端正な鳴き声が聞こえました。入院患者さんも外来の患者さんも、その多くは、慢性疾患をかかえた高齢の方たちでした。先端医療から離れた診療で、たくさんのなつかしい人たちと出合い、別 れを重ねてきました。その方たちの体と心の裸に触れながら、越し方を聴かせていただいて、それぞれの老いの道筋について教えていただきました…。(あとがきから)

●著者プロフィル
井久保伊登子(イクボ イトコ)
1936年岡山市生まれ。熊本大学国文学科卒業後島根県で中学校教諭に。
結婚後3児を出産後岡山大学医学部へ卒業後内科医として岡山県内の病院に勤務。
79年から赤穂記念病院に勤務、2006年に退職。
随筆誌『女人随筆』代表。詩誌『黄薔薇』同人。岡山女性史研究会会員、岡山地方史研究会会員。2006年に聖良寛文学賞受賞。著書にエッセイ集『そうめんばち』(手帖舎)『水かがみ』(ミネルヴァ書房)『カルテに書かなかったこと』(青土社)『残りの秋』(かもがわ出版)、詩集『声が聞こえて』(編集工房ノア)、評論『女性史の中の永瀬清子』(ドメス出版)
岡山市在住