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既刊紹介

岡山蘭学の群像2




■書名:岡山蘭学の群像2
■著者:公益財団法人 山陽放送学術文化財団・編
■発行:公益財団法人 山陽放送学術文化財団
■発売:吉備人出版
■仕様:A5判 並製本 4色カバー巻き
■ページ数:232頁
■定価:本体1,400円+税
■ISBN:978-4-86069-515-6 C0021
■発行日:2017年4月1日

■内容:
シリーズ『岡山蘭学の群像』の第2弾。
公益財団法人山陽放送学術文化財団の主催、岡山日蘭協会の共催で2015年4月にスタートしたシリーズ・シンポジウム『岡山蘭学の群像』の第4回から第6回までの3回分をまとめたものである。
本書では、幕末の裏舞台で奔走した学者・箕作阮甫、日本で初めてジャーナリストと呼ばれた岸田吟香、そして「備前西郷」「岡山の渋沢栄一」ともいわれる事業家・杉山岩三郎の三人にスポットを当て、その業績や人となり、そして最新の研究の成果を紹介するとともに、新たな課題を提示している。
各回とも基調講演とパネルディスカッションを通じて、先人たちのあくなき探究心やその姿、今後の研究課題までもが浮き彫りにしており、本書でその基調な内容を振り返ることができる。

■著者プロフィル:
公益財団法人 山陽放送学術文化財団
山陽放送学術文化財団は科学技術の発展と文化の向上に寄与するため1963年に設立され、以来、科学の基礎研究に対する助成のほか、学術調査や講演会などを開催し、地域の歴史の発掘・再発見と文化の継承に努めている。2013年に公益財団法人に移行。
(代表:原 憲一 〒700-8580岡山市北区丸の内二丁目1番3号 山陽放送株式会社内)

岩下哲典(いわした・てつのり)
東洋大学文学部史学科教授
専門は日本近世・近代史。特に、江戸幕府の外交政策、文化政策、情報政策を研究テーマとしている。博士(歴史学)。国際日本文化研究センター共同研究員、津山洋学資料館展示構想策定委員など歴任。著書に『黒船来航絵巻 金海奇観』『高邁なる幕臣 高橋泥舟』『レンズが撮らえた幕末明治日本紀行』『日本のインテリジェンス』など多数。

下山純正(しもやま・よしまさ)
津山洋学資料館元館長
専門は洋学史、医学史。特に、在村蘭学の総合的研究をテーマにしている。洋学史学会、日本医史学会関西支部などに所属。共著に『在村蘭学の展開』『岡山県歴史人物事典』『洋学資料に見る日本文化史の研究V』『洋学資料に見る日本文化の研究W』など。

奥富亮子(おくとみ・りょうこ)
山陽放送アナウンサー
入社後初仕事が津山洋学資料館の取材。箕作阮甫、宇田川榕菴らの業績を紹介するテレビ番組でアナウンサー人生をスタート。テレビ番組「VOICE21」のリポーターとして岡山、香川を隈なく巡り、トメちゃんの愛称で親しまれる山陽放送の顔に。

森 泰通(もり・やすみち)
豊田市郷土資料館館長
愛知県生まれ。日本考古学の研究の傍ら、岸田吟香の調査・研究も継続。2013年「特別展『明治の傑人 岸田吟香』」を開催。「吟香の応援団長」を自認しており、そのPRのために各地を飛び回る。著書に、『明治の傑人 岸田吟香』など。

土屋礼子(つちや・れいこ)
早稲田大学政治経済学術院教授
長野県生まれ。専門はメディア史、歴史社会学。20世紀メディア研究所長も務める。主な著・訳書には『大阪の錦絵新聞』、『近代日本メディア人物誌 創始者・経営者編』、『大衆紙の源流』、『対日宣伝ビラに見る太平洋戦争』、スウィーニー『米国のメディアと戦時検閲』など。

鍵岡正謹(かぎおか・まさのり)
岡山県立美術館顧問
奈良県生まれ。高知県立美術館館長、岡山県立美術館館長を歴任。2013年岡山県立美術館にて「岸田吟香・劉生・麗子展」を開催した。著書に『山脇信徳 ― 日本のモネと呼ばれた男』『絵金と幕末土佐歴史散歩』、詩集『鉛島』『ランポードー』など。

市原 猛志(いちはら・たけし)
九州大学百年史編集室助教
1979年北九州市八幡生まれ。博士(工学)。専門は近代建築を中心とした産業遺産の保存と活用、産業考古学・産業技術史。現在、九州伝承遺産ネットワーク理事、北九州市門司麦酒煉瓦館館長などを務める。著書に、『産業遺産を歩こう』、『北九州技術革新史(全体編)』、『日本炭鉱都市』など。

樋口 輝久(ひぐち・てるひさ)
岡山大学大学院準教授
博士(学術)。専門は土木史。主に土木遺産の保存と活用、土木技術の発達史について研究。吉井水門・建部井堰など、地域資産の発掘とそれらを活かしたまちづくりを地域住民と協同で実施している。著書に、『岡山県の近代化遺産』、『日本の土木遺産〜近代化を支えた技術を見に行く〜』など。

在間 宣久(ありま・のぶひさ)
岡山県立記録資料館前館長
専門は近現代史。主に、岡山県の鉄道を中心とした交通・流通史を研究。中国鉄道(現JR津山線)の初代社長、杉山岩三郎の研究にも及んでいる。これまでに岡山県県史編纂室、岡山大学・川崎医療福祉大学の非常勤講師などを歴任。著書に、『岡山県史』『岡山市百年史上・下』『新修倉敷市史』『久世町史』など。

伊東 孝(いとう・たかし)
産業考古学会会長
1945年東京都生まれ。工学博士。専門は都市計画・景観工学・土木史。主に、○○を研究。現在、内閣府「稼働資産を含む産業遺産に関する有識者会議」委員、日本ICOMOS「技術遺産小委員会」主査などを務める。著書に、『日本の近代化遺産−新しい文化財と地域の活性化』『近代とは何か』『鉄道遺構−再発見』など。

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