▼吉備考古ライブラリィ▼地域の歴史▼地域を知る
>>民話・むかしばなし
>>劇画・郷土の歴史
>>吉備人ブックス
▼吉備人選書▼時代を見つめるノンフィクション▼地域のくらしとともに
>>戦争・岡山空襲
▼教育▼子どもたちと一緒に▼健康・介護
▼ことばがひびく▼美術・工芸・芸術▼評論・小説・その他
▼デジタルコンテンツ▼私家版・他制作物


既刊紹介>>美術・工芸・芸術

謎を秘めた古代ビーズ再現−ビーズの孔からのぞいた日本とアフリカ−




●著者:臼井洋輔(吉備国際大学教授)
●判型:A5判 並製本
●頁数:136ページ
●予価:1680円(本体1600円+税)

●目次
はじめに
1章 日本の古代ビーズ
 1.ビーズ鋳造鋳型が二十年前から出土し始める
 (1)ビーズ製作三方式と国産ビーズの開始
 (2)鋳造ビーズは日本最初のマスプロダクション
 2.四つの偶然
2章 古代ビーズが今なお息づいている
 1.時空を超えてビーズと鋳造用多孔土盤が繋ぐ日本とアフリカ
 (1)今なおアフリカの女性にとってビーズは不可欠な装身具
 (2)歴史がタテにある国と、ヨコにある国
 (3)古代人はこのような遠隔地をどのように行き来していたのか
3章 古代鋳造ビーズ再現
 1.ビーズ製作基本技法
 (1)巻き付け技法
 (2)引き延ばし技法
 (3)鋳造技法
 2.出土多孔土盤
 (1)多孔土盤とは
 (2)多孔土盤出土例
 (3)多孔土盤における孔とビーズ
 (4)ガラスの性質
 (5)ビーズ紐通し孔
 3.アフリカにおける鋳造ビーズ製作技法
 (1)多孔土盤用粘土の調達
 (2)多孔土盤作り  (3)炉作り
 (4)粉末ガラス作り
 (5)焼成
 (6)研磨
 4.検証
 (1)多孔土盤製作から
 (2)剥離剤から
 (3)心棒素材から
 (4)ビーズ紐孔用心棒差し込み技法から
 (5)ガラス粉砕と粒子調整から
 (6)原料としての粉末ガラスの充填から
 (7)焼成回数から
 (8)一次焼成温度と時間から
 (9)二次焼成温度と時間から
 (10)タイミングから
 (11)焼き上がったビーズの取り出しから
 (12)研磨そして紐通しから
 5.再現記録
 6.多孔土盤による鋳造ビーズのルーツ
 (1)何故道具が同じなのか
 (2)鋳造ビーズのルーツを考える
5章 ビーズ作りを伝えてきた西アフリカ点描
●著者プロフィル
臼井洋輔(うすい ようすけ)
 昭和17年岡山県玉野市に生まれる。岡山大学法文学部卒業後、高等学校教諭、岡山県立博物館学芸員、岡山県教育庁文化課課長代理、岡山大学・福山大学非常勤講師、岡山県立博物館副館長。平成12年岡山大学大学院博士課程を終了し学位 取得(文学博士)。現在は吉備国際大学社会学部教授、文化財総合研究センター長。