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続々おかやま雑学ノート




●赤井克己
●判型:四六判|204頁
●1,200円+税
●ISBN:4-86069-128-8

歴史の裏話、面白い人物エピソードを、旺盛な好奇心とねばり強い取材力で、分かりやすくまとめた赤井さんの雑学ノート第3弾。話題の豊富さ、ジャーナリストならではのこだわりと絶妙な筆さばき、肩の凝らない読みやすさで読者を知的興奮に導いてくれる。
目次
1.岡山うちそと
岡山藩公認?の密貿易業者、田淵屋甚九郎の謎
瀬戸町・アユモドキ保護活動の教えるもの
沖縄戦平和の語り部、柴田収二さん
備前片上のお夏、清十郎
岡山文化観光検定試験こぼれ話
安部磯雄は関西野球部の恩人
2.歴史の行間
日本海海戦勝利の最大功労者は岡山出身、藤井較一大佐だ
乃木大将夫妻と山陽線万富駅
新島襄の密出国を助けた備中松山藩「快風丸」
生前に葬式をした「岡山の奇人」中川横太郎
奇人中川横太郎と明治初期のキリスト教
3.老麒 歴に伏すも
ドイツ・ドレスデンに学ぶ歴史認識
鳥取県知事・片山善博の挑戦と改革
「大和ミュージアム」の平和への願い
楠本イネと「オランダ通り」商店街
「オランダ通り」におイネの顕彰碑を
船穂「一の口水門」を見直そう
4.忘れがたい国々
印象派を訪ねて南仏を歩く
ポーランド・アウシュビッツ視察の衝撃
タイ・泰緬鉄道と永瀬隆さん

前書きなど
「八十は 老いの序の口 冬若葉」−島田正吾傘寿の句である。事実、島田は96歳まで現役最高齢の俳優として活躍、平成14年8月15日脳梗塞で倒れ、2年後の同16年11月26日死去した。享年96.書斎の机上には、99歳になったら演じる、と言っていた「ひとり芝居」の推敲中の原稿がおかれていたという。「99歳まで新国劇の芝居、100歳で新作」と“生涯現役”だった島田らしい。
 大阪・千日前に歌舞伎座(昭和33年最終興行)があった頃、「動の辰巳、静の島田」の新国劇を見たくて、よく足を運んだ。「瞼の母」「一本刀土俵入り」での島田の渋い演技と独特のせりふ回しは、未だに脳裏に焼きついている。
 あれから50年、私の傘寿はちょっと先だが、古希は過ぎた。44年間の会社勤めを卒業後、第2の人生を楽しんでいる。島田の生き方を手本に「老いてなお 命のかぎり ペンを持つ」日々である。
あとがきに代えて

版元から一言
FMくらしきの人気番組「聴いてちょっとためになる話」48回分の骨子をまとめた「雑学ノート」シリーズの第3集。人、歴史、出来事…地域の話は奥深いことを実感させてくれるシリーズです。