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| 走る人! 鹿児島−青森30日間2300キロ激走日誌 |  
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| ●著者 岡崎 圭
 ●四六判 並製本 240ページ
 ●定価 1260円(本体1200円+税)
 ●ISBN4-86069-119-9 C0095
 ●2006年3月8日初版第一刷発行
 
 自分の足でどこまで行けるか!
 鹿児島−青森2300キロを30日間で走り通した若者がつかみとった
 「人間」の可能性とすばらしさ
 困難に向き合う勇気をくれる超前向き本
 カメラマン石川文洋氏推薦!
 
 走る著者を何百人もがインターネットの掲示板を使って応援しました。
 まったく面識のない人も、その応援に加わっています。
 著者の岡崎さんは応援したくなる不思議な魅力にあふれた青年です。
 前向きでユーモアのセンスと人への思いやりにあふれた本書は、多くの人を元気づけ、共感を呼ぶ要素がいっぱい!
 
 ●本書の魅力と特徴
 1.だれもやったことのないチャレンジの記録
 鹿児島から青森まで、毎日平均80キロを走っていく人は今まで聞いたことがありません(「筋肉番付」というテレビ番組の企画で北海道から沖縄まで1カ月で走るというのがあったそうで、その企画は3人クリアしていますが、それは手厚いケア付きだったそうです。岡崎圭さんの場合はサポートなしの単独チャレンジです)。
 思い立てば、だれもがやれる可能性のあるチャレンジを、決して特別
                    ではない、一般的なスポーツマンが実現したところに、多くの人の共感を得られる要素があるのではないでしょうか。
 
 2.人間の可能性を引き出す「哲学」にあふれています
 著者が実行したのは、競技としての「ウルトラマラソン」ではなく、あくまでも自分自身の戦いのための挑戦です。道半ばでくじけそうになる自分自身を励まし、奮い立たせるために著者はさまざまなアイデア、発想を産み出し、実践します。それはこのチャレンジを成功させるためのものだけでなく、人が生きていくうえで活用できる「哲学」のようなものです。
 
 3.読者は一緒に2300キロを走ることができます
 日誌は走った道、食事を摂った食堂、泊まった宿泊施設など細かく記録されています。読んでいると、鹿児島から青森までのコースを一緒に走っているような気にさせてくれます。本書では、できるだけその感覚を伝えようと、横組みレイアウトにしています。
 
 4.たくさんの人が応援しています
 このチャレンジは携帯サイトの掲示板への書き込みだけでも何百人という人が参加しています。著者が知っている人もいれば知らない人も声援を送っています。
 なかには一緒に走ったり、休憩所を設営してくれた人もいます。人間同士のふれあいが希薄になっているこの時期に、人のぬ
                    くもりを思い起こさせてくれるエピソードにあふれています。
 掲示板に寄せられた応援メッセージの文面もかなりのスペースを割いて紹介しています。
 
 5.不思議な魅力にあふれた著者
 走る著者をさまざまな人がインターネットの掲示板を使って応援しました。著者とまったく面
                    識のない人も、その応援に加わっています。このように著者の岡崎さんは応援したくなる不思議な魅力にあふれた青年です。前向きでユーモアのセンスと人への思いやりにあふれています。
 
 
 ●著者プロフィル
 1981年岡山市生まれ。岡山市立京山中学校、岡山県立岡山操山高校、京都教育大学を卒業し、現在岡山市消防局に勤務。大学在学中、京都から岡山まで37時間寝ずに走破したり、自転車で1日300キロ漕いで、京都から鹿児島、四国を経由し京都に戻るなど3回の「クレイジーチャレンジ」をやり遂げる。
 また、英語サークル(文化会加盟)、ラジオサークル、EM(有用微生物群)研究会を設立。陸上競技部の主将も勤めた。その傍ら新潟中越地震のボランティア、舞鶴の農業災害ボランティアに参加。
 趣味は、走ること、トライアスロン、スポーツ全般、海外旅行、自転車の旅、写
                    真、英会話。
 岡山市消防局陸上部に所属。他に、関西のトライアスロンの仲間でつくった「そろSOLO限界チーム」に所属している。
 ホームページは http://www.geocities.jp/hasiruhito2300/
 
 ●本文から
 ▼小さな約束を守れない奴は、
 大きな約束を守れるはずも無い。だからこの小さな約束は、どんな状況になろうと守りきろうと心に決め、土砂降りの中ひたすら走った。
 大声で大好きなブルーハーツを歌いながら走った。歌うことで体を温めた。歌うことで気持ちを盛り上げた。歌はすごい。この旅では何度も孤独から、痛みから、苦しみから救ってくれた。苦しい時こそ大声で大好きな歌を歌え。
 ▼今日は箱根を上りました。
 駅伝は待ってくれている誰かのために走るもの。今回1人なので、誰もいません。けどいいことを思いつきました。明日の自分にタスキをわたすのです。明日の自分のために、オレは走ります。
 ▼川は流れることにより凍らない。
 人間も走り続けることにより凍らないのである。英語で言えば「走る」も「流れる」も同じRUNを使う。同じランナーだ。走り続ける限り、流れ続ける限り、寒さは敵ではないのだ。人間は強い。自然と同じくらい強い。ともに生きているのだから
 
 
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